アルファベットから始まる英語学習の最初の1冊となるワークブック☆日常生活での再発見と感動から英語への興味へのいざない
アルファベットに親しみながら,徐々に探求と体験学習を続けながら英語への興味へとつなげていく.そのような英語学習の最初の1冊となるワークブックがあります.日常生活での意外な再発見を楽しみながら,アルファベットから始めてみましょう!
低学年でアルファベットを習う目的
低学年でアルファベットを習う目的は,何といってもアルファベットに親しむ機会を得ることでしょう.
3~4年生の英語活動に先立って,低学年でアルファベットを教える学校も増えてきました.「ひらがな」,「カタカナ」を習った勢いで,アルファベットもやってしまおうというのです.
そういえば,私たちの日常生活でも身の回りにもアルファベットはあふれています.ローマ字表記だったり英語表記だったり,その使い方はさまざまですが,もはや日本語の一部といってもいいぐらいの勢いです.低学年でアルファベットを習うことにより,日常生活での知的発見の喜びの機会が得られるのです.
低学年でアルファベットに親しんでおけば,3年生から習うローマ字は違和感なく取り組めるでしょう.ローマ字への抵抗が少ないということは,近年,注目されていることとして,コンピュータの扱いがぐっと身近なものになるということです.これはIT時代の現代では見逃せないポイントです.
そして,何よりもアルファベットに親しむことにより,アルファベットを文字として使う英語が親しみやすくなり,英語学習にスムーズに入っていけることでしょう.
日常生活での再発見を大切にする
すでに述べてきたように,日常生活はアルファベットであふれています.
「あっ,あの文字,知っている!」
このような日常生活で再発見の繰り返しは自然とアルファベットの習得につながっていきます.
そんな日常生活での再発見を重要視し,そのような再発見の質に徹底的にこだわったのが,
Z会 グレードアップワーク アルファベットとやさしい単語 (グレードアップシリーズ)
です.大人が見ると一見,日常,何気なく目にする普通のアルファベットが写っている看板や案内標識の写真ですが,これらの写真は子どもには絶大な効果があります.日常生活で自然と目が止まるようになったところにあるのはアルファベットという文字.再発見の喜びとともに,アルファベットへの親しみがグッと増してきます.写真以外に自分のオリジナルの例を見つけるゲームをするのもおもしろそうです.
アルファベットから構成される単語を発見!
最初は日常生活でのアルファベット再発見ゲームだけで感動できるかもしれませんが,いつしか,新たな疑問に到達します.よく目に止まるようになった看板や案内標識に刻まれたアルファベットが連続する文字列.そこには何らかのメッセージ性があり,自然とその内容に興味がそそられるのです.
「これって,何だろう?」
そういった疑問(そして,何らかの意味があることを期待するような衝動的な何か)が生じてきたら,単語を意識しはじめたということです.
アルファベットを組み合わせて作られた単語を意識するようになったら,ワークの右ページ下の単語をなぞってみるといいでしょう.このように,子どもの興味と関心の対象が拡大していく過程に合わせるようにワークを進めていくのも有効な使い方です.
最初は見覚えのある単語だけでもいいと思います.そのうち,未知の単語にも興味を示すようになります.そして,いつしか,未知の単語を自ら知ろうとし,積極的に使うことができる下地ができていくことでしょう.
ワークブックならではの効果炸裂☆フォニックス(英語の音の法則)への理解と展望
アルファベットという文字,単語という単位を認識してしばらく経過すると,英語独特の音にも法則があることが薄々,わかってきます.これこそ,ワークブックを併用することで得られる大きな成果です.例えば,e の音.[i:] と名前読みされることもあれば,[e] という音で読まれる場合があります.ワーク後半はフォニックスの基本がまとめてあり,子どもの疑問を解決します.
中には,2通りの読み方に混乱する子どももいることでしょう.それは複数の読み方があることを認識している証拠.先を急がず,試行錯誤しながら自分で音の法則を見つけていくのを待つことも,わかったときの大きな感動という成果があります.そこまで待てない場合でも,ワーク後半のフォニックスの基本は,感動を持って取り組むことができることでしょう.
ワークの最後のほうは,2文字で一つの音を表現するなど,やや高度なフォニックスも予告編的に登場します.英語の音にはさまざまなバリエーションがあることも体験学習として理解できるようになっています.
すべての学年の子どもに最適なワーク
このワークは小学生ならすべての学年の生徒さんに有効です.学年や理解度,習得度,習熟度に合わせて,さまざまな使い方を考えてみてください.
小学校低学年のお子さんなら,時々,興味がわいたときにちょっと開いてみるだけでも効果的な学習になるでしょう.日常生活での再発見という体験とともに,ゆっくりとワークを進めることができます.
中学年のお子さんなら,学校の授業でアルファベットが出てきたときに,参考書代わりに使えるでしょう.英語活動の友としてはもちろん,興味を膨らませる素材としても活用できます.
小学校高学年のお子さんの場合は,比較的短期間で全体を通すことができるはずです.学校で習ったことの復習用として活用してください.
将来につながる英語への最初の扉として,まず,アルファベットのワークの扉を開いてみましょう!